女性会計士に訪れる大きなライフイベントに、妊娠・出産があります。
監査チームでの一員として働いている場合、安定期に入った頃合いでチームの上司やメンバーに報告することになるでしょう。アサインにも影響するものの、妊娠の報告に嫌な顔をされたという話は、身近では聞いたことがありません(特に、最近はハラスメントNGの傾向も強いと思います)。祝福してくれますし、アサインにある程度配慮してもらえる可能性もあります。
とはいえ、やはり繁忙期は激務になりがちです。繁忙期中に急に腹部に異変を感じて、出血があり慌てて産婦人科に駆け込んだら流産していた、というケースも聞いたことがあります。これではワークライフバランスどころではありません。
会計士であってもなくても、女性であれば同様に妊娠・出産時に仕事について悩むと思いますが、やはり女性会計士にとってのネックの一つが、繁忙期の忙しさとの兼ね合いではないでしょうか。妊娠中、つわりで吐き気がひどいといった症状から、切迫早産など危険な場合まで、業務との両立を不安に感じたり、また、出産後の仕事と子育てとの両立が思い描けなかったりして、ワークライフバランスを優先して退職するケースもあります。
ただ、女性会計士が育休から復帰する場合、ここ数年は比較的優しい風潮になっているようです。特に復帰したてのタイミングでは、かなり業務に気を遣ってもらえたとの話も聞きます。一方で、退職者が相次いでしまい、引継ぎをしていたら、結局は出産前と同じ業務ボリュームになってしまった、などというケースも。もちろん人員に余裕がないと難しいこともあります。
また、妊娠を希望していても、会計士の仕事のストレスや激務で生理が止まってしまったとか、なかなか妊娠できず不妊治療をしている、という話も時々聞きます。女性会計士の不妊治療については、また改めて触れたいと思います。