コロナウイルスの影響で、在宅勤務による業務が広がっています。監査法人でも、クライアントへの往査だけでなく、在宅勤務と組み合わせた形で監査業務が行われるようになっています。会計士がクライアントにウイルスを移すことがあっては言語同断なので、細心の注意が払われているものと思います。
監査業務は、クライアントからある程度の資料を得られれば、その後の質問等のクライアントのやり取りは電話やメールでもある程度可能です。そのため、在宅勤務と比較的相性のよい業務なのではないかと感じます。入手した資料をPDF化して、監査チームのメンバーがリモートでアクセスできるネットワーク上で共有しさえしていれば、自宅作業でもさほど問題はないように思われます。
在宅勤務制度を導入する監査法人は増えていたようですが(例えば、事前に申請すれば週に〇回まで在宅勤務が認められるなど)、適用していた会計士はそれほど多くはなかったことでしょう。今回を機に、在宅勤務でもあまり問題なく業務が進められた、ということになれば、さらに業務のフレキシブル化が進み、女性会計士にとって、監査法人がさらに働きやすい場所になるかもしれません。会社までの往復の時間がなくなるだけでも、家事などに回す余裕時間が生まれます。AIの台頭もあり、今後、監査にもAIの手法を取り入れてより効果的・効果的に監査を行う流れと並行して、働き方の柔軟性もより認められるようになって欲しいものです。