監査法人を退職した会計士の中には、一般企業等で勤めてから、また監査法人に戻ってくる人もいます。それほど多くはありませんが、実際に転職をしてみて、やっぱり元の職場の方が働きやすい、ということもあるわけです。また、退職はしても自営をしながら監査法人で非常勤で働いたり、確認作業や翻訳をパートタイムで、時間に融通をきかせて行ったりするケースもあります。
特に、監査法人が人手不足になると、監査法人のOB・OG向けに、戻って来ないかというお誘いが来ることがあります。監査法人側にとっても、エージェントに高いお金を払って知らない人を雇うよりは、昔一緒に働いていて、知っている人の方が低コストかつリスクも低く抑えられます。
当たり前のことかもしれませんが、もし監査法人を退職するとしても、できるだけ円満に辞めたいものです。あまりに波風の立つような退職をしてしまうと、やはり声をかけてもらいづらくなるでしょう。また、狭い業界ですし、知り合い同士がつながっていたり、思わぬところで知人に会うこともしばしばです。クライアントの経理担当者が監査法人の元後輩だった、という話もあります。人とのご縁を大切にしていれば、転職先を紹介されることがあるのはもちろん、呼び戻してもらえることもあります。退職する時にはあまり考えないとは思いますが、できればお互いによい関係を構築したまま、気持ちよく次の道に進みたいものです。